ご挨拶
(英語の投稿サイトMediumへの第一投稿にて、ご挨拶と替えさせていただきます。)
Hello from Japan.
なぜ書道家の私が、現代資本主義を「最適化」するために、小さな村を作ろうとしているのか。
はじめまして、世界のみなさん。 私の名前は、内藤明子(Akiko Naitoh)。 「カシュカシュ(KashuKashu)」というアーティストネームで呼ばれています。
私は日本で「書道家(Calligrapher)」として活動しています。 筆と墨を使い、白い紙に黒い線で「文字」というアートを描く仕事です。 5歳の時に母が書道教室に通わせてくれたおかげで、今の私があります。
日本では有名な回転寿司チェーンの看板や、大手家電メーカーの看板、アニメ映画の題字、国際芸術祭のポスターなどを手がけてきました。
なぜ、アーティストである私が、わざわざ慣れない英語を使って、このMediumで記事を書き始めたのか? それは、私が今、ある一つの壮大な実験を始めようとしているからです。
それは、「シン大和の杜(Spirit of Yamato)」というプロジェクトです。
「デキる人」になろうとして、自分をすり減らした日々
少し、私の経歴(バックグラウンド)をお話しさせてください。
私は大学を卒業後、日本の大企業に就職し、5年間勤務しました。その後、独立してフリーランスの書道家、そしてグラフィックデザイナーとしてキャリアを積んできました。
若い頃の私は、多くの人と同じように、必死でした。 無意識のうちに「仕事がデキる人(Capable person)」になりたくて、社会に適応しようと努力を重ねていました。 当時は高評価と高収入を得ていました。 それで充実しているつもりでした。「私はうまくやっている」と。
でも、今振り返ればわかります。 あの頃の私は、自分の内面を全く見ようとせず、魂をすり減らしていることに無自覚でした。 社会が求める「正解」になろうとするあまり、自分自身を見失っていたのです。
30代前半、突きつけられた「空っぽ」の自分
転機は、30代前半に訪れました。
当時の私は、さらなる能力向上を求めて、右脳開発や直感力を磨くセミナーに参加し、精神世界(Spirituality)の探求に足を踏み入れていました。 そこで私は、人智を超えたある存在――あるいは、宇宙の意志のようなもの――と対峙し、衝撃的な言葉を突きつけられたのです。
「あなたは、『本当の自分』を輝かせるのではなく、誰かが定義した『万人受けする素敵な人』という枠に、自分を押し込めようとしているだけだ」
そして、こう続けました。
「あなたは自分の本音に向き合わず、自分自身に愛を注いでいない。だから、あなたの心は空っぽなんだ」
その言葉は、鋭いナイフのように私の核心を突き刺しました。 否定したかった。でも、できませんでした。 図星だったからです。
私は「デキる人」という鎧を着ることに必死で、その中にあるはずの「私自身」を置き去りにしていたのです。
芸術家が「経済合理性」を学んだ理由
この強烈な体験を経て、私の世界の見え方はガラリと変わりました。 「自分を偽り、社会の規格に合わせること」を良しとする、現代社会の構造そのものが、私たちから「自分への愛」を奪っていたのだと、徐々に気づいていったのです。
このままではいけない。 もっと「自分らしくあることが、そのまま社会の役に立つ環境」を作りたい。
そう思った私は、まず現実を知る――つまり「経営」の基本を知る必要があると考えました。 私は、MBAレベルの知識を教える国際公認投資アナリスト(CIIA)の先生の講座に通い始めました。そこで数年間、事業計画書の作り方を学び、投資家の視点や数字のロジックについて、必死になって理解に努めました。
現代社会において最強のルールである「経済的合理性(Economic Rationality)」。 その対極にいるのが、私たち「芸術家(Artist)」です。
損得よりも美意識。理屈よりも直感。常識よりも「自分の信念」を拠り所に生きる人たち。 その一員である私にとって、合理性という考え方を受け入れるのは苦行でした。
しかし、その視点を手に入れたことで、社会の仕組みが「なるほど」と腑に落ちたのです。 今の世の中にある「生きづらさ」の原因が、感情論ではなく、構造として見えるようになってきました。
「従業員」と「経営者」の壁を壊す
私は、日本の古い精神性の復活が鍵であると気づいていました。 これを単なる理想論ではなく、持続可能な「事業」にするために、獲得した経営の知識をあてはめて計画を練り続けました。
そして辿り着いた結論があります。 この計画は、従来の「従業員(雇われる人)」と「経営者(雇う人)」を分けて考える仕組みでは作れない、ということです。
お金のためだけに働くのではなく、ボランティア(自発的な貢献)であっても、きちんと生きていける経済圏。 それが、今回提案する新しいモデルです。
古代日本の「和(WA)」というOS
日本には「和(WA)」という概念があります。 現代の日本では、「和=みんな同じにすること」と誤解されがちです。 しかし、本来の意味は違います。
かつての日本(古代の名前を「大和-Yamato-」と言います)における「和」とは、 「異なる個性が、お互いを排除せず、共存すること」 を意味していました。
それはまるで、ジャズのセッションのようなものです。 ピアノ、ベース、ドラム。それぞれが全く違う音を出しているのに、お互いを尊重し合うことで、一つの美しい音楽が生まれる。
私は思いました。 これこそが、生きづらい現代社会を救うための**「失われたOS(オペレーティング・システム)」**ではないか、と。
天命パズル(Destiny Puzzle)
私はこの哲学を、現代の働き方に応用することにしました。 名付けて、「天命パズル(Destiny Puzzle)」です。
無理に苦手を克服して、平均的な「四角い人間」になる必要はありません。 あなたは、あなたの形のままでいい。 その代わり、あなたの「凹んでいる部分(苦手)」は、誰かの「出っ張っている部分(得意)」で埋めてもらえばいいのです。
競争するのではなく、補完し合う。 そうすれば、かつての私のように自分をすり減らすことなく、誰もが最強のピースとして輝くことができます。
自己責任を問わないライフラインを
昔、人は毎日、川まで水を汲みに行き、重い桶を担いでいました。 でも、今の私たちはそんな苦労をしません。先人たちが水源からパイプを引き、各家庭に「蛇口」というインフラを整備してくれたからです。 そのおかげで、私たちは「水汲み」という重労働から解放され、その時間で文化や芸術を発展させることができました。
電気も、ガスもそうです。 先人たちは、技術を独占せず、社会全体に行き渡るシステムとしてオープンにしてくれました。
現代は金融工学やAIが発達し、お金を増やす技術が誕生しています。しかし、水や電気のように、それが万人にオープンにされる日は、まだ来ていません。 物質的なインフラは整ったのに、精神的・社会的なインフラは、まだ完成していないのです。
今の私たちは、「生きるための安心」を得るために、毎日必死で井戸を掘り続けているようなものです。
では、**「魂のインフラ(Infrastructure of the Soul)」**はどこにあるのでしょうか?
お金の心配をせず、自分の「得意」や「好き」に没頭できる場所。 失敗しても、「おかえり」と温かく受け入れてもらえる場所。 損得勘定ではなく、「魂が喜ぶかどうか」で人生を選べる場所。
そんな場所が、今の世の中には少し足りないのではないか。 そう感じたのです。
私たちが作ろうとしている場所
今、私は仲間たちと共に、東京の近くにある豊かな自然(龍ヶ崎や所沢という場所)の中で、ある施設を作ろうとしています。
それは、単なるゲストハウス(ホテル)ではありません。 世界中から訪れる人々が、 「日本の古代の知恵(和の精神)」を、自分の脳と身体にインストールするための場所です。
- Sleep: 魂を初期化するような、静寂の神殿ベッド。
- Food: 腸内環境(メンタル)を整える、生きた発酵食(Fermented food)。
- Art: 第六感(Intuition)を磨く、書道や瞑想のお稽古。
- Community: 地主さんも旅人も一緒に参加する、村のお祭り。
ここに来れば、あなたは「競争」や「分断」の疲れから解放されます。 そして、自分本来の形を取り戻し、世界と調和する方法を持ち帰ることができるでしょう。
このブログでお伝えしていくこと
このMediumでは、私が立ち上げたプロジェクト「シン大和の杜(Spirit of Yamato)」の全貌と、その背景にある「日本の精神哲学」について、連載していきます。
- なぜ、日本人は「発酵」を大切にするのか?
- 書道が教える「直感」の磨き方とは?
- 異なる文化や個性を調和させる「和」のリーダーシップとは?
もしあなたが、今の社会システムに疲れを感じていたり、もっと人間らしい生き方(Well-being)を探しているなら。 きっと、私たちの物語の中にヒントがあるはずです。
私たちは今、この場所を作るためにクラウドファンディング(Kickstarter)の準備をしています。 これは、小さな東洋の島国から始まる、世界平和への実験です。
ぜひ、このアカウントをフォローして、私たちの旅路を見守ってください。 そしていつか、日本の森の中であなたとお会いできることを夢見ています。
KashuKashu (Akiko Naitoh) Calligrapher / Founder of “Spirit of Yamato”
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よろしくお願いします。
【ご挨拶と背景】
1. シン大和の杜の、起動挨拶
「魂のインフラ」を目指して、再始動です。
2. 現代社会の生きづらさについて
社長がバイトして給料を払う国。「換金しにくい才能」を持つ人たちは、どう生きればいいのか?
3. ボランティア受け入れの実績
「外国人お断り」の札を出したくなる気持ち、正直わかりました。それでも私が、諦めなかった理由。
【当事業の全体像】
4. 社会課題の解決策
無理な努力は、もう手放していい。「天命パズル」という新しい働き方の提案。
5. 生存の安全保障
6. 和の精神を獲得する
【シン大和の杜の全貌】
7. 神殿ベッド
8. 和食
9. 滞在着
10. 武芸のお稽古
【ビジョン】
11. 地域全体がテーマパーク
12. 和の精神
13. 世界平和
14. 挑戦
